仕入れ
県内各地の原木市場で競りをして仕入れてきます。仕入れた原木は運送会社によって運ばれてきます。 だいたい10ｔトラックが1日に2回やってきます。他にも外国産材も扱っており、その場合は12ｍもの長さの原木がやってきます。

皮むき
樹皮がついいたままだと製材しづらいので、リングバーカーという自動機械に投入し皮むきします。

製材
ノコギリの刃が帯状になっている台車と円盤になっているダブルソーがあります。台車は大きな丸太を担当し、木の形状・性質に合わせて様々なサイズの製品を製材するため最もセンスが必要となります。ダブルソーは小さな丸太を担当し、1日に数百本の丸太を製材します。

加工
モルダーと呼ばれる、高速回転するピーラー・？カンナ？鉛筆削り？で木材を0.1ｍｍ単位まで削り仕上げます。以前は大工さんの手作業で行う内容でしたが、人工乾燥材の普及もあり必須の工程となりました。加工依頼が増えたために令和元年に1台増設。

桟積み・梱包・検品
製材品はバラバラで出てくるので、それを桟積み・梱包する必要があります。その際に検品も行います。＊桟積みとは、製品（特に乾いていない物）の間に細い棒（桟）を入れて綺麗に並べ風通しを良くして木材の乾燥を促すことです。木材は乾いていないと思ったよりも重く製材業務の中でも重労働の一つです。

配送
製品はそのままお客様に届けたり、または土場（置き場）に在庫として保管したりします。成瀬製材所は県内最大の木材消費地である木材団地に近く配送のほとんどがそことの往復となります。それ以外にも、建築用にプレカット加工された材料を現場に配送することがあり、これも配送の重要な仕事です。